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アナログ&デジタル写真を掲載中。 モノクロフィルムの自家現像しています。写真の無断転載はご遠慮ください。

園に咲く八重桜

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相馬市の原釜幼稚園に友人達から提供してもらった春夏用子供服などを届けに行ってきました。
相馬に向かう車窓から見える福島の景色は、淡い新緑と山桜やハナモモが美しく咲く5月らしい農村の風景でしたが、
農地は、耕されておらず、もちろん田植えもされていない景色が広がっていました。
この日本らしい美しい自然を汚してしまった東電や政府は、これからどうやって償っていくのだろうか。
大地からの恵みを安心して受け取れる時までどれくらいの時間がかかるだろうか。
現地を訪れると福島の人々の苦しみが、伝わってくる。
地震、津波、原発、そして風評被害が、福島を苦しめている。
地震と津波は、天災だから諦めがつくが、原発は、人災だから許せないと言う言葉が、心に深く刺さる。
原発に頼らない生活と社会を造っていかなければならないと改めて思う。

幼稚園は、標高10mだった為にぎりぎり津波から難を逃れることができたそうだ。
園のすぐ下まで津波が、押し寄せ周囲は水浸しになり、一時、孤立したらしい。
なので現在、園からは、何ものにも隔てられることもなく海が見える。
あったとしても骨組だけとなった建造物だ。
未だに多くの人が眠る海に向かい黙祷を捧げた。
春の陽にキラキラ輝く穏やかな海だった。
あの日多くの命を奪った海と同じ海とは思えなかった。
友人に案内してもらった被害地の惨状は、50日経った今でもすさまじかった。
あの日の光景は、想像に絶する。
友人の自宅も土台だけを残してなにもなかった。
2階部分は300m程津波に流され、残ったのは外壁だけで家具などは全くなかったそうだ。
がれきは、それぞれの生活があった証でもある。
がれきの山は、多くの生活が消えてしまったということを意味している。

園では、被災して保育料を負担できない家庭の園児を無料で預かっている。
文科省からは、被災園児の保育料補助の通達は出ているが、
それを精査する県が全く機能していないので、補助金額や期間など全く判らないそうだ。
しかし園の運営に『待った』はなく、運営資金状況は、厳しいの一言だ。
私財等を切り崩してでも、この困難を乗り越えなければと友人は熱く語ってくれた。
しかも園の将来が見通せないとも語っていた。
原発や復興の度合いによっては、県から若い世帯が、減っていく可能が高いからだ。
しかし現実は、避難生活により幼児の多くにPTSD等の症状が、表れているので
それを癒すためにも幼稚園生活は、欠かせられないと言っていた。

相馬を見る限り、物質的な援助の時期は終わったと思います。
これからは、経済的な支援が必要です。

3/11からもうすぐ2ヶ月が経つ。
被災地の人々の疲労は、限界に近いと感じました。
これにも適切な対応が、必要です。

  1. 2011/05/05(木) 20:27:32|
  2. 風景
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

もうすぐ2ヶ月なのに・・・

ひろさん・・・ 連休に相馬入りされたんですね。
心身共にお疲れになったでしょう。
お疲れ様と共に、ありがとうございました。

福島の方たちの苦悩は・・・計り知れません!
先日、車窓から見えたハナモモの淡さが、辛かったです。

もうすぐ2ヶ月になるんですよね。 
しかし、復興は一向に進んで無いのが辛い。

来週土曜に 又宮城へ行きます。
  1. 2011/05/06(金) 00:57:22 |
  2. URL |
  3. trial05 #QMnOeBKU
  4. [ 編集]

こんばんは。。

うつむいてしっとりとに咲く八重桜とってもきれいです。
なんか遠慮がちに咲いているような感じがします。。。


ひろさんお疲れ様でした。。

あの恐怖の日からまもなく2ヶ月が経つのですね。
テレビに映る凄惨な映像は脳裏から離れませんが、現地で被災された方たちの苦悩は計り知れないことと思います。
自然災害でない災害が復興を妨げていますね。

将来の日本を背負っていく子供たちに負荷なく
1日も早く笑顔がもどることを祈って止みません。

1日もはやく原発が収束されて福島に平安な日がもどりますように・・・

私たちが忘れないで末永くの応援が必要になってきますよね。
具体的にはどんなご協力がいいのか解りかねています。



  1. 2011/05/06(金) 22:52:53 |
  2. URL |
  3. mero #-
  4. [ 編集]

トライアルさん

東北道の大渋滞を避けるプランを練って行ってきました。
高速道は、走れるとはいえ、地震で生じた段差も多く、まだ暫くは、走行注意ですね。

被災地は、画面で見る以上に悲惨な状況でした。
こんなにも大きな船が、海岸からかなり離れた所に横たわっていたり、鉄鋼だけとなった構造物が、点在していました。
これと同じような状況が、太平洋岸の数百kmに及ンでいるかと思うと被害の甚大さが、伝わってきます。

福島の地は、一見すると春が訪れた美しい風景でした。
でも、田畑は耕されず、緑がありませんでした。
この地が、元に戻るには、果てしない時間がかかるでしょう。
今後、このようなことは、あってはならないと思います。
そのためにも都会の生活様式や意識を変えなければなりませんね。

宮城行き、どうぞお気をつけて、行ってらっしゃい。
  1. 2011/05/07(土) 08:30:09 |
  2. URL |
  3. ひろ #TLo1X5.Q
  4. [ 編集]

meroさん

福島の地では、花達が、木々を美しく着飾っていました。
この風景は、今までと何も変わらない風景ですが、
農地は、違っていました。
この時期は、田植えが済んで水をなみなみと蓄えた田園風景が、広がっていたはずですよね。
その風景が、戻って来るには、どれくらいの年月が必要なのでしょうか。
都会の犠牲になったのは、日本の原風景のあるこの地でした。
もう都会は、原風景を傷つけてはいけないと思います。
都会に住む人が、意識を変えないとまたこのような地を増やしてしまう恐れが、あります。
もうそれは、許されることではありません。

地震と津波からの復興に原発の事故は、大きな妨げになっています。
将来を担う子供達の健康が、とても気がかりです。
それは、福島の復興の将来にも繋がっていきます。
国や県のしっかりとしたサポートを願います。
  1. 2011/05/07(土) 08:43:34 |
  2. URL |
  3. ひろ #TLo1X5.Q
  4. [ 編集]

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